地球外生命体の日々

ただのバンドとアイドル好き

『共感されようと思っていない世界』を創り出すということ-"アーティスト"堂本剛を見て感じたこと


どうも。

ジャニーズ公式のキンキからFCメールが来ました。今までエイトしか来なかったメールがこれからはキンキも来るんだ…と思うとめちゃくちゃ違和感。



以下ホントただのクソジャニヲタの戯言と思って読んでください。というか別に読まなくていいです。ただのど新規ファンの自己満文なんで。「お前何様やねん」っていう誹謗中傷受け付けません(笑)ど新規ファンな私が感じたことを書きたいんだ。別に「カッコいい♡♡」とかそんなことは一切書く気は無いので悪しからず。違う人のブログ見てください。






ノリで『音楽と人』の過去雑誌を買いました。剛さんが表紙の。まあ最初はホントにカッコいいからって理由だけで軽い気持ちで買った雑誌でしたが、ほんの少し「アーティスト堂本剛」の思考が気になったから買ったってのもありました。


16年前、彼はジャニーズ初のソロデビューを果たし、沢山の楽曲を世に出してきたが、最初に出したアルバムとここ最近出しているアルバムの雰囲気は全く異なる。私はそれを"いい意味での変化"と捉えている。

ROSSO E AZZURRO(通常盤)

ROSSO E AZZURRO(通常盤)


ソロとして初めて出したアルバム「ROSSO E AZZURRO」は多分今まで彼が出してきたソロアルバム曲で一番「聴きやすい」アルバムだと思う。私もそう思う。でも私が言うのも悪いかもしれないが、何となくこのアルバムからは『彼らしさ』というものがあまり感じられないような気がする。勿論このアルバムで好きな楽曲は沢山あるし、凄く聴きやすいし、何より今までのアルバムで一番「一般受けしやすい」アルバムに仕上がっている気がする。カッコいい曲もあればバラードもきちんとあってしっかりと仕上がっている感じはあるが、極論を言うとそれだけなのだ。"正統派"に仕上げてきた感じなのだ。彼が当時どういう思いでこのアルバム制作に臨んだのかは全く分からないが、とにかく「必死」だったのだろう。『無意識のうちに共感されようとする自分を創造する』ことに。このアルバムからは何となく今となればそんなことが感じられるように思う。


その後に出す「ORIGINAL COLOR」という曲は私には何となく「迷いの曲」のように思えた。

WAVER (通常盤)

WAVER (通常盤)

今となってはそう聴こえるという話なのだが、この楽曲を聴いていると何となく「この先自分はどのような生き方をしていこうか」と訴えているように思える。勝手な感想だけど。


何だか「自分」を見失いつつある今の自分と少し重なるようで少し胸が苦しくなった。生き方は彼の方が全然素晴らしいんだけど。


「今となっては思えること」を書く。
未来なんて誰にも分からないことだから仕方ないのかもしれないけど。


彼はジャニーズに入所し、デビュー前から凄まじい人気を誇り、「KinKi Kids」として満を持してデビューを果たし、「アイドル」という道を貫いていた。でもその活動が彼をどんどん苦しめていったようだ。「アイドルとして沢山の人の期待に応えなければならない」その無理が重なって体調も崩し、何より「自分」というものを失いつつあったようだ。それは色んなメディアを見ていても何となく感じられる。正直初期の頃のKinKi Kidsの映像を見ているとカッコいいとは勿論思うけど、何となく胸が苦しくなる。同情とかそういう感情も入り混じっているとは思うが、当時はそんなことはメディアを見ていたらファンは誰も気付かなかったのかもしれない。でも明らかに「働きすぎ」という思いはあったのかもしれない。その「重さ」が私には辛すぎて何日か前にキンキが聴けなくなってしまった時期があった(すぐ直ったけど)。そしてそれは我が担当渋谷すばるも同じで、彼もジャニーズJr.の頃から凄まじい人気があり、めちゃくちゃ注目されていたようだ。そして彼も「沢山の人の期待に応えなければならない」という想いから自分を苦しめてしまった。色んなメディアで今でもその頃のことを突っ込まれることはたまにあるけれど、私にはそれが何となく辛い。「東の滝沢西のすばる」という言葉を聞くと何となく辛くなる。彼はその言葉についてどう思っているのだろうか。「過去の栄光」ってとても凄いことなんだけど、それ以上にそのことでこれほど苦しまれる彼らの姿は見たくない。ホント「今となってはそう思える」としか言えないんだけど。


彼は「音楽」に苦しまれた後に、「音楽」に救われたようだ。



今回買った雑誌はソロプロジェクト「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」が始動して10年が経った頃の雑誌だった。ミニアルバム「Grateful Rebirth」をリリースした頃のインタビューだった。

Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)

Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)

凄く面白いアルバムに仕上がっているように思える。独特の雰囲気が漂うこのアルバムだが、このアルバムからは「彼らしいな」と思うことが出来る。
(ちなみにshamanipponのアルバムは聴いてると本当に新興宗教か?と思ってしまうくらい頭がおかしくなりそうな音楽だったのでなかなか聴きづらくて聴けてませんすみません)


読んだ感想は、ようやく「自由」というものは何なのかということが分かって、自分のやっていることが凄く楽しそうだった。この雑誌の中で何度も「仲間」という言葉が出てきて、そう思える人たちにようやく出会えたことは素晴らしいことだなと思った。しかもこの雑誌の中では私が言葉にして欲しかった想いが沢山表現されていて、「こういう言葉が私は欲しかった」と何度も思えた。前回のto Heartの記事でも書いたけど「自分が欲しいと思っていた言葉をくれる人」ってのはなんとも魅力的だ。


ソロプロジェクトを始動してからの10年、もがきながら苦しみながら迷いながら進んできたようだ。その中で彼の歩んできた道を「東京」と「奈良」の2つの土地で例えていた。彼もまた私と同じように地元が好きな人間だ。東京で変わっていく自分に嫌気がさして、奈良に帰って「家族」という存在に安心感を貰う。そしてまた東京へ戻った時に嫌気がさし、また奈良に帰る。この10年彼はその「感情的な波」の繰り返しだったという。そして彼は「東京に嫌気がさしてきてしまうなら、その嫌気がさしてきてしまう自分を一旦見つめ直さなければならないと思った」と述べていた。私も東京という生き急いだ世界に嫌気がさしてきて、自分に合う場所はどこなのかと迷い、何度も地元に帰り安心感を得ている。そして東京に戻った瞬間嫌気がさす。その繰り返しだ。一度「嫌気がさしてきてしまう自分」を見つめ直さなければならないかもしれない。自分が自分でいられなくなってしまうような世界であれば、いる必要なんてない。彼はそう教えてくれた。



「こういうことをやれるのも良くも悪くもジャニーズのおかげだとは思うし、ジャニーズにいることは悪いことでは無いけれど、ジャニーズに居続けると時間がゆっくり過ぎるように思えた」と彼は言う。彼の基盤は勿論ジャニーズにあることは間違いないが、それだけでは「自分が自分で居られる場所の確立」が難しかったのだろう。だからこそこのようなソロプロジェクトは「彼のため」に行われているようなものだと思うし、何より「そもそも曲を聴いて共感してもらおうなんてはなから思っていない」という言葉に非常に感銘を受けた。










私が今まで好きになったアーティストの中で特に好きだなと思えたのがジャニーズだと関ジャニ∞渋谷すばるKinKi Kids堂本剛、バンドマンだと9mm Parabellum Bulletの滝善充、THE BACK HORN菅波栄純。彼らに共通していることがあった。「基盤としてそもそも"共感"に執着していない姿勢がある」ことだ。自分の創り出す楽曲がたまたま相手にいいと響いてくれたら、みたいな雰囲気を皆出している。4人とも異なった「頭のおかしさ」を持っている。その「頭のおかしな世界」に本気で取り組んでいる姿が私には魅力的に映るのかもしれない。もしかしたら私もそういうことをしてみたいのかもしれない。注目される世界に居座りつつ、敢えてその「注目」にこだわらないその雰囲気が好き。薄っぺらい甘い言葉を囁かれるより、無駄に自己啓発を煽るような言葉を羅列されるより、ありのままの言葉を投げかけてくれる方がよっぽど自分の中での好感度は高い。



今の世の中求められるものはいい意味でも悪い意味でも「共感」。SNSの普及により、その過激度は更に増す。それに比例して承認欲求の大きさも増す。「こんな凄いことをしたんだよ」「毎日こんなキラキラしてるよ」「こんなに毎日楽しいよ」ネットの中でも現実でもそれのアピール争いばかり。一人でも悶々とするから街に出てみても人混みに疲れ、うるさいと思うだけ。街ではイケイケの音楽が流れ、若者たちは「あの曲マジやばい♡」と本当に感動してるのかどうか分からない程度の薄っぺらい感動を覚える。そんな過剰に「共感」を求める世界に疲れ果ててしまった。自分もまだ若いんだからもっとキャピキャピしなよ、なんてたまに言われるけど何でキャピキャピしないといけないんだろうね…。若者の皆が皆キャピキャピしてるわけじゃないのに…。若いうちにしか出来ないこと、感じられないことは尊重したい。でもそれが絶対的にキャピキャピすることなのかと言われたらそれは違う気がする。


でも敢えてそんな世界からは外れ、「こいつ何してんだ頭おかしいんじゃないか」みたいな、敢えて「孤独」になるようなことをやり続けている人の方が私にはカッコよく見える。私にとってそう思える第一号が滝善充という存在だったのかもしれない。彼の出現がその後の私の考えを変えたと言っても過言ではない。

9mm Parabellum Bullet - Talking Machine (2016.11.05 TOUR 2016 "太陽が欲しいだけ" at 豊洲PIT) - YouTube

誰が聴いても「へんてこな音楽」なところがとても魅力的なのだ。彼にしか出せないギターの音に乗せて、"へんてこ"な音楽は繰り広げられる。この「Talking Machine」は私が大好きな曲で、ライブで聴くたびに鳥肌が止まらなくなる。正直歌詞とか曲調とか意味不明だけど何故か訳わかんない格好良さがこの曲からは感じられる。

9mmのインスト曲が実はめちゃくちゃ好きだったりする。

Wild West Mustang

Wild West Mustang

The Revenge of Surf Queen

The Revenge of Surf Queen

Mr. Brainbuster

Mr. Brainbuster


この3曲には歌は無い。バンドの楽器の音のみだ。でもそれがたまらなくカッコいいのだ。彼らにしか創り出せない音がここにある。彼らの最大の武器は「音」なのだから。でもこの音楽を聴いて誰が「これは皆に共感して欲しい曲だ!」なんて思うだろうか。きっと誰も思わない。そこにある種の「美」を感じる。9mmが好きな人はその「美」を感じ取っているのではないだろうか。


いかん。これではまたただの9mm自慢になってしまう。まあでもこの際だからもうちょっと紹介しておくと、滝さんは色んなところに楽曲提供しています。例えばアニメ界隈。

千の翼

千の翼

セツナドライブ

セツナドライブ

「千の翼」はアニメ、「セツナドライブ」はボカロ界隈に提供しているが、曲の感じが滝さんでしかない。1秒聴いただけでも分かると思うが、この曲のどこに"共感を求める姿勢"が見られるだろうか。


剛さんのソロでもインスト曲ってのはあって、ENDLICHERI☆ENDLICHERIのアルバム「Coward」の1曲目の「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」が不思議な世界観で好きだし、シングル「瞬き」に入ってる「Welcome to shamanippon」とかも結構好き。頭の中が自然と宇宙空間になる気分。インスト曲っていいよね。

Coward (通常盤)

Coward (通常盤)



渋谷さんは「関ジャニ∞としての活動」を重視してるからあんまりソロ活動をしてないんですけど、私が出会ったキッカケの『味園ユニバース』辺りの彼のやさぐれようはヤバかった。私にはそのヤバさがかなりエモく感じた。嫌いになった人も沢山いたと思うけど。


THE BACK HORNは…最近はめちゃくちゃ丸くなったんだけど、初期の頃が本当に『頭のやばい田舎者』って感じで好き。アルバム「何処へ行く」に入ってる「ピンクソーダ」という曲とか本当に聴いてると頭おかしくなりそうになるけど、死ぬほどカッコいい。とりあえず有無を言わずこの動画を見て欲しい。歌詞も曲もいい意味で頭おかしいから。

いやあホントカッコいい、THE BACK HORN。(突然)

THE BACK HORN - ピンクソーダ Live at 東京 LIQUIDROOM ebisu in 2005(Short Ver.) - YouTube





結局私が好きに辿り着く音楽って「"頭のおかしい世界"の中で"美しい"と感じられるもの」な気がする。勿論キャッチーで万人ウケして明るいキラキラした曲も世の中には必要だと思うしそういうものを求めている人も沢山いる。私もそういう音楽が欲しいと思う時はある。だからアイドルも聴くんだと思う。でもそればかりだと時にしんどくなってしまう。



とにかく、ノリで買った『音楽と人』には今の私が欲しかった言葉が羅列されていて凄く嬉しかった。


というわけで皆さん、現在発売中の『音楽と人』の表紙がTHE BACK HORNなので是非買って下さい。(突然)

音楽と人 2018年 04 月号 [雑誌]

音楽と人 2018年 04 月号 [雑誌]






ま、私の意見なんて自分でも『頭のおかしい奴』と思っているので気にしないでください。こんな奴いないと思います。皆さんは皆さんで好きになった人を好きでいて下さい。こんな思考持った奴より『たっちょんカッコいい♡』とか『翔くんカッコいい…』とかそういうこと言ってる女子の方が人気だと思います。(笑)



めちゃくちゃ長くなってしまいました。
この記事アップしようかめちゃくちゃ悩みましたが、結構な文字数書いたからせっかくだし。


それでは。