地球外生命体の日々

ただのバンドとアイドル好き

10-FEETこそ「どうしようもないクズ」に聴いてほしい

どうも。

ここ最近色々拗らせたブログを綴っていますが、今回も拗らせブログを綴ろうと思います。

今回のテーマはみんな大好き10-FEET
(ゴリラとヤンキーとおじさんの)京都出身の3ピースバンド。(褒めてます)


前回の記事でチラッと書いたのですが、この間ハロウィンの日に10-FEETのワンマンライブに行ったんですよ。

10-FEETが4年ぶりにアルバムを出して、それのツアー初日、KBS京都ホールに行きました。


私も正直こんな所謂「ゴリゴリ」のバンドを好きになるなんて微塵も思っていませんでした。そんなバンドとは無縁の世界でこれからも生きていくんだろうなあと思っていました。


「ゴリゴリバンド」といえばとにかく客が暴れまくって怪我人もたくさん出て、曲を聴くというよりかはどちらかというと暴れることがメインになっているイメージがあって、そんなバンド絶対好きになってたまるか、なんて思っていましたが、10-FEETは別格でした。


私は京都大作戦にも行ったことが無いし、10-FEETのライブもそんなに言うほど行ったことのないクソ俄か野郎ですが、それでも10-FEETに惹きつけられるのはなぜだろう?と考えてみました。


①とにかく楽しい

ライブハウスの空間がとにかく楽しいです。めちゃくちゃ楽しいです。スッキリします。

イマドキのバンドのライブはすぐ事あるごとに「モッシュが…」とか「ダイバーが…」とか、そんなことで揉めます。すぐに揉めます。テレビで昔は何となく許されていた下品なことをやるな、と嘆くクレーマーとほぼ同義な気がします。正直そんなやりとり面倒だし疲れます。「どうでもいいじゃん」と。
そこを10-FEETは「基本何でも許されるバンド」という概念がある為、基本的に楽しみ方は何でもアリです。モッシュしても、ダイブしても、リフトしても、「そういうバンド」なので皆思いのままに暴れてます。逆に大人見してもいいし、その場で踊るのでもいいし、とにかく自由です。ただし安全な場所は殆どありません。(笑) 正直大人見してる身からするとその空間は「地獄絵図」です。どの曲でもリフトは数人いるし(曲によっては死ぬほどいる)、ダイバーもバンバン飛んでくるし、サークルモッシュもずーっとしてます。嫌いな人は嫌いだろうなあと思う空間ですが、不思議なことに誰一人として楽しくない顔をしていないのです。私も不快だとは一度も思いませんでした。まあ「そういうことをするのが好き」な人か「そういうことが起こるのをわかってる」人しか集まらないからそうなるのかもしれないけど、でも皆清々しい顔をしています。それくらいの方がライブを思いっ切り楽しめて良いと思います。大人見をしていた私でさえも、その空間は別に苦では無かったしむしろ見てて楽しかったです。変に何かで揉めるよりかはそれくらい吹っ切れた方が何事も楽しめますね。

TAKUMAさんも「怪我はほどほどにしとけよ♡」と軽く煽ってくるので客もそれに鼓舞されて演者の期待に応えようとします。その結果がいい意味での「地獄絵図」です。


②基本TAKUMAさんの目線が「どうしようもないクズ」目線

これデカイと思います。10-FEETが支持されている一番の理由なんじゃないかと思います。

基本的には「皆頑張っていこうぜ」スタンスではあるのですが、TAKUMAさんの投げかける歌詞や言葉は基本的には「明日を生きることすら疲れてもう何もかもが嫌になってる奴」目線なのです。働き始めている人ならほぼ全ての人が一度は抱えるだろう感情を彼が言葉にしてくれます。「生きるのが辛くても、毎日毎日生きてる価値なんかないなーなんて思ってても、頑張れなんて言われても頑張ってるわってなって頑張る気にもならんし、どうしようもなくなってる奴絶対おると思うけど、せめて今いる空間だけでもその辛い感情を吹っ切って捨てろ、人見知りとか会話が出来ひんとかそんなん今は全く関係ないから」とめちゃくちゃ鼓舞してきます。実際曲の歌詞もそういう「どうしようもないクズ」向けの歌詞が多いです。しかも割と関西弁の歌詞が多い。例えば10-FEETの「VIBES BY VIBES」という有名な曲があってその曲は普通に関西弁でエールを送る歌詞になっているのですが、「もう何も解らへん!とか言って泣いて去ったって 誰もあんた助けてくれへんで?だから強くならな!助けるんは無理やねんけどお前のことすっきゃねん 今日はどしたん? なになにどしたんや? 遠慮しやんでええぞ!」と普通にバリバリの関西弁で歌ってます。そして客もめっちゃ歌います。正直カオスです。(笑) でもこの歌の歌詞が地味にしみます。


心が衰弱しきった人には彼らのライブは本当にいいストレス発散になると思います。聴かせにかかる曲もあれば、何も考えずにウワーーーーッと騒げる曲もあるし…だからこそ彼の言葉が響いて泣けてくるのです。ありきたりなことを言ってるとは思うのですが、心が弱っている人や頑張りたい人が欲しい言葉って「シンプルな一言」だと思うのです。悔しいけど私もそういうスタンスに惹かれてしまいました。ウェイキッズが聴くのもいいと思うけど、私は「何もかもが嫌になってる人」に是非聴いてほしいと思ってます。


③普通に面白い

その辺はさすが関西人です。関西人は皆トークが面白い。そして何故かどのバンドもドラムにネタキャラがいるのです。このバンドも案の定ドラムにおじさんというネタキャラがいます。(笑) 10-FEETのMCではドラムがマイクエコーを死ぬほどかけて話す謎コーナーが毎回あるようなのだすが、この日は「KOUICHIメンバー脱退セレモニー(仮)」が行われました。相変わらず訳の分からない事をおっしゃってました。「今日は…俺の最後のアルバムのフラゲ日。正直、フラゲ日も、発売日も…………一緒やん?(ドヤ顔)」客「フゥ〜〜〜」という謎やりとりがあったり(笑) 京都の感想は初日ということもあって割とグダグダでした。演奏もそこそこミスるし(そのおかげでいいこともあったのですが)トークも何を話していいかわからない謎の間があったり…最終的には「お前演奏ミスったやろ!!」と「お前なんか喋れや!!」の押し付け合い(笑) 素人か(笑) しかも割と客と会話するんだよね。メンバーが客に問いかけて客が皆それに応えてメンバーが反応する、みたいな。そこ関西人はいい意味でタチが悪い。メンバーの名前を呼ぶ時も「三田村卓真(本名)ーーー!!!!」と誰かが叫び始めると後に叫ぶ人が皆「三田村ーーー!!!」と叫び始めるし(笑) TAKUMAさんも「お前ら年々タチ悪なってんぞ(笑)」と言うくらいです。このやりとりがまた面白い。「何の曲聞きたい?」と問いかけた時も誰かが「TRUE LOVEーーー!!」と叫び、「お前らホンマ………(笑)」と笑っていました。


まあ話せば尽きないのですが、こんな感じでやりとりが面白いのです。


まあ10-FEET気になってるけどライブ行くの怖い…と思っている方、一回行ってみてください。怖いです。(笑)(笑) 初心者の皆さんの期待を裏切らないくらい怖いです。(笑) バンドのライブにそこそこ行ってる私でさえ怖いと思ったくらいなので怖いです。でもその「地獄絵図」が「感慨深くなれる地獄絵図」なので決して不快になることは無いです。



10-FEETに関しては本当ににわかファンなのでそこまで熱く語れるほどの経験も度合いも少ないのですが、彼らには他の「ゴリゴリバンド」にはないなにか「惹かれるもの」があります。そのおかげで彼らはたくさんの支持を得て、京都大作戦を10年も主催できる立場にいるのだと思います。行ったことない身が軽々しく話すなよ、と言われそうですが。(笑)

でもそこで「行こうかな…」とビクビクするくらいなら一回行ってみて地獄絵図を体感して「何もかもを吹っ切る楽しさ」を味わってもいいんじゃないかなって思います。私10-FEETのワンマンは一人でしか行ったことありません。別に一人で行くことに何も抵抗がありません。楽しいから行きたいから行く、ただそれだけです。そして今回のアルバムツアー、あと2公演行く予定になってます。最初はこんなにチケット取ってしまったことを後悔していましたが、今では楽しみで仕方ありません。


また拗らせたブログを書いてしまいました。
それでは。